Eurasia Unit for Border Research (Japan)

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What's New Archives

2018年4月17日

【参加レポート】2018年ABSサンアントニオ大会終了

 201844日から7日まで、Association for Borderlands Studiesの年次大会が米国サンアントニオで開催されました。今回は新年度早々の開催となったため、日本からの参加者は少なく、本ユニットからは池直美講師と岩下が参加しました。ただし、最新号のEurasia Border Reviewがボーダーとジェンダースタディーズの特集を組んでおり、ABS関係者が多数投稿していたため、そのお披露目も含めて大会は盛り上がりました。

 

 最終日の土曜日には、日本のこれまでのボーダーツーリズムの実践と研究の成果について報告もなされましたが、同日午後のセッションでは、メキシコ自治工科大学のウリセス・グラナドス教授が本ユニットとの協力で実施したメキシコ・グアテマラ国境の透過性の現状について最新のレポートを行いました。現在、トランプ大統領は対メキシコ国境に壁を作り、南からの人の流入をメキシコの財政負担でまかなうよう要請しています。しかし実態は、ほぼ統制不能なメキシコ・グアテマラ国境を越え米国に向かう移民の流れを抑えているのは「バッフアー」としてのメキシコであり、むしろトランプ大統領の方がメキシコにその代価を払うべきではないかという意見も出ました。なおグラナドス教授のレポートはKUBSBorder Bites最新号に掲載されています。

 

 419日にはABSの次期会長に選出され、カナダでBorders in Globalization (BIG)のプロジェクトを主宰するエマニュエル・ブルネイ=ジェイ教授(ビクトリア大)が来北され、ユニットでのセミナーBIGの特別シンポジウムが実施されます。 

(岩下明裕)

 

2018年4月9日

Eurasia Border Review 8(1) 刊行

境界研究ユニット(UBRJ)が刊行する英文学術誌であるEurasia Border ReviewのVol. 8, No. 1が刊行されました。すべての論考がこちらのウェブページからダウンロード可能です。

 

 

 

 

 

 

 

2018年4月5日

和文査読誌『境界研究』8号の刊行

NIHU/UBRJセミナー「日露バレエ交流史―越境者たち がつないだ白鳥の夢」

UBRJが刊行・編集を行っている和文査読誌『境界研究』8号が刊行されました。論文3本、資料紹介1本、書評3本の他に、今号から新たに加わった種別「ディスカッション」から1本が収められています。ディスカッションは、「萌芽的な内容であっても、既存の境界研究・理論に対する批判的・挑戦的な内容を含む論稿」を対象としています。崔紗華氏による、東京都立朝鮮人学校の廃止をめぐる事例について新たな視点をもたらす意欲的な論考に始まり、松本和久氏による初期満ソ国境の紛争についての詳細な調査結果も報告されています。充実した内容の、厚い一冊となっております。こちらからすべての論文のダウンロードが可能です。

なお、『境界研究』は次号9号の論文・書評の投稿を募集しております。ご関心のある方は編集部(saitok[at]slav.hokudai.ac.jp)にご連絡ください([at]を@に置き換えてください)。

 

[論文]

崔 紗華 「東京都立朝鮮人学校の廃止と私立各種学校化:居住国と出身社会の狭間で」

松本和久 「初期満ソ国境紛争の発生と展開(19351937):国境委員会設置交渉から武力処理思想へ」

斎藤慶子 「バレエと政治:チャイコフスキー記念東京バレエ学校(19601964)と冷戦期のソ連の文化外交」

 

[ディスカッション]

前田幸男 「気候変動問題から見る「惑星政治」の生成:「人新世」時代に対応するための理論的諸前提の問い直し」

 

[資料紹介]

ゾーレン・ウルバンスキー、斎藤祥平(郡司 憶人訳)

「帝国のあいだで、スクリーンの上で:中露国境河川流域におけるロシア・コサック」 

 

[資料紹介]

樽本英樹 「ジョゼフ・カレンズ著、横濱 竜也 訳『不法移民はいつ<不法>でなくなるのか』」

高橋美野梨 「屋良朝博、川名晋史、齊藤孝祐、野添文彬、山本章子著『沖縄と海兵隊:駐留の歴史的展開』」  

竹内雅俊 「岩下明裕編著『ボーダーツーリズム:観光で地域をつくる』

 

 

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